薬剤の作用機序を描くとき、よくよく出現するのが細胞膜上にある何かの受容体と、その受容体に結合する何かです。
例えば、どこかの細胞がなにか正常ではない状態の時に、通常よりも大量に何かを作りだしてしまい、連鎖的に廻りの環境だとかに悪影響を及ぼして体調が悪くなる。的な事があったとしまして。
その大量に作る事をやめさせたいと考えたとき、元となるスイッチをオフってやればいいんじゃない?
となるわけで、そのスイッチが細胞膜にある受容体ですよ。という場合、元々結合するはずだったモノの代わりに薬剤が先にくっついて邪魔をしちゃえばいいじゃん。
というお話が結構多いので、細胞膜と受容体を描く機会がとても多いわけです。
このサンプルムービーは納品物ではありませんので細かい部分は適当につくってあるのですが、細胞膜を描く場合にこのような演出をご希望される事が多いので参考までにアップしてみました。
※サンプルなので膜の動きを誇張してみたり受容体が適当な形状だったりします。
ひと昔前はこのくらいの表現をするのに膨大な時間がかかっていたのですが…
近年のPCやソフトウェア等の劇的な進歩には本当に驚かされます。