薬剤が血流にのって、特定の部位に運ばれるシーンを描く。
という事が多々あるのですが、このようなシーンの制作時にいつも悩まされるのが、「流れているものをどの程度描くか…」という事です。
要するに、たくさん描けば見た目がリッチになりそうですが、見せたいものが見えなくなってしまいます。それらのバランスを調整しなければいけません。
たくさん赤血球を描きながらも他の見せたい物も見えるようにできないか?と考えまして、試してみました。
このデモムービーでは「カメラに近づくほど流れている物が透明になる」という設定をしまして、さらに、どのくらいの広さの空間内で透明になるかを時間軸でコントロールしました。
この手法をつかえば大量に赤血球を流しても、画的に成立するのではないかと考えたのですが…これはこれでバランスが難しかったり。
とりあえず「任意の時間だけ血流の中のT細胞にフォーカスをあてる」という事を試してみたのですが、もう少し工夫が必要ですね…なにかの折に使ってみたいと思います。